虫歯菌が作るプラスチック
2016年8月3日 Dr. tana 0 Comments
こんにちは。暑いですねー。
副院長の田中です。
昨日は空き時間に、スタッフみんなでアイスを食べました。
いろいろあったのですが、なぜかPARM(パルム)が人気でした。
さて、今日のトピックスは虫歯菌についてです。
僕たちは当然、みんな大嫌いな虫歯菌が作るバイオフィルムは歯に頑固にこびりついていて、物理的に(ブラッシングで)除去するしかなく、矯正治療においても要注意事項です。
*リ○テリンとかモンダ○ンとかあんなの気休めです。
この憎い憎いバイオフィルムっていうネバネバしたものを作る酵素を利用したらすげー樹脂(プラスチック)ができちゃった。って話です。
特徴を3つあげると
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耐熱性 一般的に樹脂の性質として熱に弱いという弱点がありますが、PET(ペットボトル)やナイロンよりも耐熱性に優れているとか。
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身体親和性 :もともと口の中にあるものなので、優れた身体親和性も期待出来ると。
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石油を使わない :いいねー
これに生分解性(自然界で分解されて土にかえる)があると最高ですね。将来的にはPETボトルに置き換わるかもしれません。
虫歯菌が作った(正確には酵素が作った)PETボトルって聞くと気持ち悪く思う方もいるでしょうが、ミドリムシのことをユーグレナって言い換えたみたいに、なんかふわぁっとしたネーミングにすればすんなり受け入れられるような気もします。
北海道の短い夏。半袖着て、アイス食べて、キャンプ行って、トウモロコシ食べて、しっかり歯磨きして楽しみましょう。
ではー。